私の会社には、昼間は仕事をして、夜は夜間の服飾専門学校に通っている情熱を持った同僚がいる。
彼女が通うのは東京でも有名な文化服装学院だ。
ここは世界で活躍するデザイナーを数多く輩出している日本でもトップレベルの専門学校。
有名なところだと、
- 宮前義之(ISSEY MIYAKE)
- コシノヒロコ(HIROKO KOSHINO)
- コシノジュンコ(JUNKO KOSHINO)
- 高田賢三(KENZO)
- 山本耀司(YOHJI YAMAMOTO)
このあたりは皆さんもご存じのデザイナーではないだろうか。
学ぶ内容はとてもしっかりしていて、真剣に向き合わないと置いて行かれてしまうそうだ。
実際、入学してもそのままスムーズに卒業できるのは半分以下という話だ。
同僚も、同級生がどんどん減っていくと言っていた。
洋服に対する情熱を最後まで持ち続け、夢に向かって諦めない精神力が求められる名門校だ。
その文化服飾専門学校を始めとする、服飾系専門学校の在校生たちが作成した洋服の展示会が新宿伊勢丹で行われていた。
その中でも特に私が惹かれた2作品を載せておこう。
どの作品も作者の想いが込められており、その想いを独自の発想で洋服として形にしている。
自分の想いや思想を表現できる手段を持ち、そこに情熱を注げるのはなんて幸せなんだろうか。
そしてもしかしたら将来それが商品となり、人々が対価を払って身に着けてくれる。
想像するだけでワクワクする未来だ。
きっとどの作品も私より若い方たちが作っているのだろう。
年齢が下だろうがなんだろうが、こうして情熱を持ち、夢を実現している人にとても尊敬の念を抱く。
そして自分を振り返るきっかけともなる。
作品を見て何か感じてくれる人がいるといいな。
